不動産業務に欠かせないのが各種証明書類の取得。
修行の身としてはひとつひとつが経験値を稼ぐ大事な作業です。
不動産納税証明書の取得
売買契約や不動産鑑定評価では納税証明書が必要になるので、都税事務所へ行きます。
今回は中野区の物件にまつわる案件なので、早稲田通り沿いにある中野都税事務所へ。
Webサイトで混雑状況がリアルタイムでわかる様になっているのは親切。
他人様の納税証明書なので当然委任状を頂いておかなくてはいけませんが、それを忘れてて出直しました_| ̄|○
あるあるですね。
水道局で配管調査
売買物件の重要事項説明書には水道やガスの配管状況を明記する必要があります。
公道に敷設されている分については東京都水道局のWebサイトに登録することでオンラインで参照できるのですが、今回の売買物件は3戸を同時に開発し分譲した物件の為、敷地内に引き込まれた水道管を分配しているらしく、個人の敷地内の配管状況を調べる必要がある為、水道局へ赴く必要があります。
という訳で、東京都水道局中野営業所へ。
水道管管理図の閲覧にあたってもレギュレーションが定められており、抜粋すると
- ①当該水道所在地の水道使用者
- ②当該水道所在地の給水装置所有者(建物のオーナーの方など)
- ③当該水道所在地のアパート・マンションなどの管理をなさっている方
(東京都給水条例第15条の規定により管理人として届け出されている方) - ④上記①~③の代理人の方
という事で、今回私は④に該当するので、これまた委任状を用意して赴く必要がありました。
ガス管の調査
ガス管の方は東京ガスのWebサイトに無料会員登録すればオンラインで調べられるので問題なしでした。
Kinko’sで製本依頼
国税局へ向かう途中、ちょうど出来上がっていた不動産鑑定書の束を新宿のKinko’s(キンコーズ)に持ち込んで製本依頼。
書類束の背に強力な糊をつけ、厚紙でくるんで製本する、「くるみ製本」という手法で依頼。
表紙は最厚紙で色は「びわ」で。
「とじ太くん」という製本マシンでの製本にトライしていた時期もあったのですが、今はクオリティ重視でしっかりコストをかけて製本する様にしています。
初めての国税局
不動産鑑定事務所では国からの業務を受けている関係で、国税局への提出書類もあったりします。
今回は必要な提出書類を国税局までハンドキャリー。
大江戸線の築地市場駅を降りると、すぐそばにそびえる大きな建物。
年度末に近い時節柄、確定申告目的の来場者で溢れかえってました。
提出を終えたら築地市場でお昼でも…と考え、そのまま築地市場までお散歩。
するとどこもかしこも外国人観光客で大盛況!
やっぱり中国の方が多かったかな。
食事のために行列に並ぶ気分では無かった為、ひとしきり喧騒ぶりを見て楽しんで通過(笑)
歌舞伎座を横目に、銀座までブラブラお散歩。
図書館で古い住宅地図の調査
不動産鑑定評価にあたっては、住宅地図を古いものから順に追っていき、どの様に変化していったかを調べる必要があったりします。
その際には図書館の窓口で、必要な年代の住宅地図を伝えて閲覧し、必要な部位をコピーするという作業になります。
今回は中野図書館。
自分が生まれた昭和40年頃から順に追っていくと、生まれ育った街の変遷が手に取るようにわかって面白い。
街というのはもともとある程度限られた大地主が支配していて、それが何代もの相続を経て他人へと散らばっていく様子が伺えたりします。
ひと通り必要なコピーが収集出来ました。
帰路、中野図書館から中野駅へと歩いていくと、なんとなく見覚えのある建物が目に入る。
こ、これは。。。私が小学校低学年の頃に通っていたスイミングクラブ、TACではあ~りませんか!
懐かしすぎる光景にしばし見惚れるとともに、TACがTokyo Athletic Clubの略称だったことを初めて知ったのでした。